爺ヶ岳は後立山連峰南部の標高2670mの山、日本三百名山。北峰・本峰・南峰の3峰からなり、女性的な山容である。麓からは春に種蒔きする老爺の雪形が見られ、農耕の目安に利用されてきた。この雪形が山名の由来になっている。また南東山腹には爺ヶ岳スキー場がある。(引用文)
【1日目 後半】
今回、爺ヶ岳と鹿島槍に登ろうと思ったのは、小さい時から滑りに来ていた爺ヶ岳スキー場と鹿島槍スキー場のせいもあるかな。当時は東京に住んでいて、夏は登山、冬はスキーの為によく家族で安曇野に遊びに来ていた。爺ヶ岳は幼い頃にスキーを覚えた思い出のスキー場でもある。
爺ヶ岳、残りの1つ北峰は登山道が整備されていないようなので先に進む。
振り返ると種池山荘からの縦走路が見える。
向いには剱岳も見えかけている。
「もう少しでガスがとれるんだけどな~」
爺ヶ岳を過ぎると、あとは今日の宿泊地「冷池山荘」を目指す気持ちの良い縦走路。
時折、青空も見える。事前の天気予報から考えるとまずまずの上天気。
程なくして、冷池山荘が見えてくる。
「山荘はけっこうな断崖絶壁に建っているんだね」
建物の上部、少し上がったところにテント場も確認出来た。
【PM12:10 冷乗越】
爺ヶ岳方面3km、鹿島槍ヶ岳方面4kmの表示。
冷池山荘までは少し登り返して、すぐそこまでの距離。
【PM12:25 冷池山荘 到着】
本日宿泊するテント場のある山小屋。
テン場はこの先なので、ここでテントの受付をする。
1人1張りで2000円也。昨今のテン場の相場を考えると、かなりリーズナブル。
おまけに飲料水1リットルのサービスチケット付き。
テン場は山荘から、だいたい10分もかからない距離。
買い出しやトイレはいちいち山荘まで戻らないといけないが、そう面倒な距離でもない。
冷池山荘のテント場に到着。
この日は全部で7~8張りぐらいだったかな?
休日前なのに割りと少ない数だと思う。テント場は広いので場所は選び放題。
で、「本日の我が家」 設営完了
展望の良い端っこ、しかも水平で砂利の少ない好立地な場所を確保。
冷池山荘のテント場は山の中腹、稜線上にあるので景色は開けている。
ただ、今日は雲が厚い。
「天気よければ、目の前に剱・立山が見えるのにな~」
【PM14:00】
テントも設営出来たので、山荘のテラスで遅めの昼食。
登る前は心配してた体調にも問題無く、食欲は普通にある。
最後は多少、疲れたものの無事にここまでたどり着けた。
一日の登山終わりのコーラが喉に沁みる美味さ(笑)
あとはテントでごゆるりと。
テントの中から展望が開けるのを待ちながら、超まったりな時間。。。
綺麗な夕景を期待するも・・・
景色は次第に真っ白なガスガスに。。。
「今日はもうダメか・・・、早く寝よ」
と思った、日没寸前。
西の空がわずかに焼ける。
日没前のわずか数分のマジックアワー
マジックという割りには地味な夕景に終わったが、それでも満足(笑)
景色の変化をつぶさに感じられるのが、テント泊の良い所。
夕食はインスタントラーメン作って、簡単に済ます。
この日は風も無く、静かな夜だった。
気温もそれほど低くないようだ、薄着にシュラフ1枚で十分に快適。
あとは就寝まで何もすることないので、スマホいじり。
冷池山荘のテン場、めっちゃ電波状況良いです!
屋久島や北岳と大違い(笑)
夜8時には就寝、おやすみなさい。
「明日はスッキリ晴れるかなぁ~」
つづく。。。
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