2020年11月27日
2020年11月 石鎚山登山
晩秋の石鎚山に登ってきました。
11月の三連休、秋も深まり登る山も限られてくる。
雪山の装備は持っていないし、寒いのも苦手。
当然2000~3000m級のお山は無理なので、石鎚山に登りに行く事にしました。
四国に移り住んで20数年で初めての愛媛県の山。
四国に2つある百名山のうちの一つ、しかも西日本最高峰とあらば
登らないわけには行かないでしょう。
石鎚山登山のメインルートといえば、石鎚登山ロープウェイを使う成就社コースと思っていたが
町道・瓶ヶ森線を通る、土小屋コースというルートがあるらしい。
瓶ヶ森林道、通称「UFOライン」
車のCMの影響か知らないが、最近よく耳にする観光スポット。
早朝4時に自宅を出発。
愛媛県に到着し、長いトンネルを抜けた後、車で細い山道をどんどん上がっていくと。
朝8時にお目当てのUFOラインに到着。
ついさっきまで晴れていたのに、上空真っ白。風も強く、とにかく寒い・・・
なんでもUFOラインの最高地点は標高1690m、ちょっとした山の山頂なみの高さ。
【AM8:30 土小屋駐車場 到着】
登山口のある土小屋駐車場には、すでに多くの車が停まっていた。さすが3連休。
本日の天気予報は晴予報だが、周囲はガスで真っ白。
風が強く、車の外気温計は2℃を示していた。
あたたかい車の中で朝飯を頬張り、ゆっくりと支度。
山頂までのコースタイムは2時間半。そう焦ることもないだろう。
【AM9:30 土小屋登山口 出発】
準備している間に、空も明るくなってきた。
山頂までの距離表示は4.6km。
土小屋コースは、ロープウェイを使う成就社コースよりも標高差も小さく、歩行距離も少ない。
今回も省力登山(笑)
30分も登らないうちに天気、快晴!
登山道は緩やかで、とてもよく整備されている。
登山道からは石鎚山の姿が良く見える。
なんか堂々とした威厳のある山ですね。さすが修験道信仰の中心となる霊峰・石鎚山。
【AM10:30 ベンチ3 到着】
途中に休憩ベンチが2つあったが、特に休憩の必要も無いぐらい。
道はなだらかで、ここまではほとんどハイキングコース。
ここから先は徐々に、石鎚山の真下を通過していく。
落石注意区間と看板に表示があるが
「ま~大丈夫だろう」 と歩いていると。
けっこう大きな岩、落ちてきてるんだね・・・
【AM11:00 成就社コースとの合流点】
この鳥居の前で、成就社コースと合流する。
ここには立派な休憩所とトイレが建っていたが、流石に両コースの合流点だけあって
多くの登山者が休憩していた。
私もここでトイレだけお借りする。
なんせ、ここからは今回の登山のメインイベントがありますからね。
【二の鎖】
石鎚山と言えば、この鎖場。
石鎚山には全部で4カ所の鎖場があるようだが、
土小屋コースからだと、この「二の鎖」が最初の鎖場になる。
最初、来る前は
「多くの観光客が登りに来るぐらいだから、精々アスレチック施設のアトラクション程度だろう」
と高を括っていたが、中々どうしてこれは凄い鎖場だった。。。
鎖は太くしっかりしていて安心感はあるが、斜度が半端なく急い。
「間違い無く鎖なかったら、登れないね」
しかしその分、標高を一気に稼ぐので景色は素晴らしい。
見下ろすと遠くの景色や雲海が見渡せる。
【三の鎖】
二の鎖のあとは、間髪いれずに三の鎖に取りつく。
「こっちも急で距離長いね。。。」
次第に体重を支える脚がプルプル・・・、鎖を掴む腕がプルプル・・・。
自分の身体を引き上げるのに、けっこうな体力を使う。
三点支持の基本を忠実に守り、慎重にここまで登ってきた。
「来年は剱岳登ろうと思っていたんで、これはいい練習だな~」
今回の鎖場ではっきり分かったこと
・体重を落とそう(今回は軽いザックだけど、それ以上に体重が重い)
・筋肉とスタミナをつけよう(コロナ自粛で過去最悪の体脂肪率、筋力足りてない)
・身体を柔らかくしよう(身体が硬くて脚が上がらない。良い足場まで全然足が届かない)
どれも努力が必要ですね。。。
【AM:11:30 石鎚山 山頂到着】
ようやく三の鎖を登りきると、そこが山頂だった。
登山口からちょうど2時間。
鎖場に必死で、なんだかあっという間の到着だった。
【石鎚山(弥山)山頂 標高1974m】
石鎚山は日本百名山、日本百景の一つ。古くから山岳信仰の修行の場として修験道が発達し、
日本七霊山の一つとして霊峰石鎚山とも呼ばれる。
石鎚山は、石鎚神社山頂社のある弥山(標高1974m)・最高峰に位置する天狗岳(標高1982m)・南尖峰(標高1982m)の一連の総体山を総称して石鎚山と呼ぶ。
(引用文)
そう、この「弥山」の山頂は、最高点にあらず。
目指す、西日本最高峰は目の前に見える「天狗岳」だった。
(私もこの度、はじめて知りました・・・汗)
西日本最高峰・天狗岳
西日本最高峰の名に違わず、見た目もかっこいい。。。
何はともあれ、天狗岳に向かう。
弥山山頂から天狗岳山頂までは、すぐ目の前だけど登山道は岩場で狭い。
しかも、見た目の迫力が半端無い。
「左の切れ落ち具合、ヤバいね・・・」
ここからは写真少な目で。。。
【PM12:00 天狗岳山頂 到着】
天狗岳山頂 標高1982m
山頂は狭いので、記念写真の順番待ち。
自撮りの他に、かわりばんこで写真を撮ってもらいました。
山頂付近で景色を堪能したあと、元来た道を戻る。
やはり右側は切れ落ちていて怖く感じるが、実際は左側は広く安全で
思ったよりは普通に歩いて行ける。
あまり右側には寄りたくないが、どうしても好奇心で覗き込みたくなりますね(笑)
弥山の山頂まで戻ってくると、たくさん人が昼ご飯を食べながら休憩していた。
この日は天気も良く、最高の登山日和。
朝の寒さとは打って変わって、11月末とは思えない陽気となった。
山頂からは、他の山へと続く縦走路も見える。
あとで調べたら、二ノ森から堂ヶ森へと続く縦走路。
(堂ヶ森もよく聞く名前ですね、今度、行ってみようかな?)
そして東側に見えるのは「瓶ヶ森」
山頂付近が草原の丘のように見える山が「瓶ヶ森」というお山。
本日のキャンプ地です。
つづく。。。
雪山の装備は持っていないし、寒いのも苦手。
当然2000~3000m級のお山は無理なので、石鎚山に登りに行く事にしました。
四国に移り住んで20数年で初めての愛媛県の山。
四国に2つある百名山のうちの一つ、しかも西日本最高峰とあらば
登らないわけには行かないでしょう。
石鎚山登山のメインルートといえば、石鎚登山ロープウェイを使う成就社コースと思っていたが
町道・瓶ヶ森線を通る、土小屋コースというルートがあるらしい。
瓶ヶ森林道、通称「UFOライン」
車のCMの影響か知らないが、最近よく耳にする観光スポット。
早朝4時に自宅を出発。
愛媛県に到着し、長いトンネルを抜けた後、車で細い山道をどんどん上がっていくと。
朝8時にお目当てのUFOラインに到着。
ついさっきまで晴れていたのに、上空真っ白。風も強く、とにかく寒い・・・
なんでもUFOラインの最高地点は標高1690m、ちょっとした山の山頂なみの高さ。
【AM8:30 土小屋駐車場 到着】
登山口のある土小屋駐車場には、すでに多くの車が停まっていた。さすが3連休。
本日の天気予報は晴予報だが、周囲はガスで真っ白。
風が強く、車の外気温計は2℃を示していた。
あたたかい車の中で朝飯を頬張り、ゆっくりと支度。
山頂までのコースタイムは2時間半。そう焦ることもないだろう。
【AM9:30 土小屋登山口 出発】
準備している間に、空も明るくなってきた。
山頂までの距離表示は4.6km。
土小屋コースは、ロープウェイを使う成就社コースよりも標高差も小さく、歩行距離も少ない。
今回も省力登山(笑)
30分も登らないうちに天気、快晴!
登山道は緩やかで、とてもよく整備されている。
登山道からは石鎚山の姿が良く見える。
なんか堂々とした威厳のある山ですね。さすが修験道信仰の中心となる霊峰・石鎚山。
【AM10:30 ベンチ3 到着】
途中に休憩ベンチが2つあったが、特に休憩の必要も無いぐらい。
道はなだらかで、ここまではほとんどハイキングコース。
ここから先は徐々に、石鎚山の真下を通過していく。
落石注意区間と看板に表示があるが
「ま~大丈夫だろう」 と歩いていると。
けっこう大きな岩、落ちてきてるんだね・・・
【AM11:00 成就社コースとの合流点】
この鳥居の前で、成就社コースと合流する。
ここには立派な休憩所とトイレが建っていたが、流石に両コースの合流点だけあって
多くの登山者が休憩していた。
私もここでトイレだけお借りする。
なんせ、ここからは今回の登山のメインイベントがありますからね。
【二の鎖】
石鎚山と言えば、この鎖場。
石鎚山には全部で4カ所の鎖場があるようだが、
土小屋コースからだと、この「二の鎖」が最初の鎖場になる。
最初、来る前は
「多くの観光客が登りに来るぐらいだから、精々アスレチック施設のアトラクション程度だろう」
と高を括っていたが、中々どうしてこれは凄い鎖場だった。。。
鎖は太くしっかりしていて安心感はあるが、斜度が半端なく急い。
「間違い無く鎖なかったら、登れないね」
しかしその分、標高を一気に稼ぐので景色は素晴らしい。
見下ろすと遠くの景色や雲海が見渡せる。
【三の鎖】
二の鎖のあとは、間髪いれずに三の鎖に取りつく。
「こっちも急で距離長いね。。。」
次第に体重を支える脚がプルプル・・・、鎖を掴む腕がプルプル・・・。
自分の身体を引き上げるのに、けっこうな体力を使う。
三点支持の基本を忠実に守り、慎重にここまで登ってきた。
「来年は剱岳登ろうと思っていたんで、これはいい練習だな~」
今回の鎖場ではっきり分かったこと
・体重を落とそう(今回は軽いザックだけど、それ以上に体重が重い)
・筋肉とスタミナをつけよう(コロナ自粛で過去最悪の体脂肪率、筋力足りてない)
・身体を柔らかくしよう(身体が硬くて脚が上がらない。良い足場まで全然足が届かない)
どれも努力が必要ですね。。。
【AM:11:30 石鎚山 山頂到着】
ようやく三の鎖を登りきると、そこが山頂だった。
登山口からちょうど2時間。
鎖場に必死で、なんだかあっという間の到着だった。
【石鎚山(弥山)山頂 標高1974m】
石鎚山は日本百名山、日本百景の一つ。古くから山岳信仰の修行の場として修験道が発達し、
日本七霊山の一つとして霊峰石鎚山とも呼ばれる。
石鎚山は、石鎚神社山頂社のある弥山(標高1974m)・最高峰に位置する天狗岳(標高1982m)・南尖峰(標高1982m)の一連の総体山を総称して石鎚山と呼ぶ。
(引用文)
そう、この「弥山」の山頂は、最高点にあらず。
目指す、西日本最高峰は目の前に見える「天狗岳」だった。
(私もこの度、はじめて知りました・・・汗)
西日本最高峰・天狗岳
西日本最高峰の名に違わず、見た目もかっこいい。。。
何はともあれ、天狗岳に向かう。
弥山山頂から天狗岳山頂までは、すぐ目の前だけど登山道は岩場で狭い。
しかも、見た目の迫力が半端無い。
「左の切れ落ち具合、ヤバいね・・・」
ここからは写真少な目で。。。
【PM12:00 天狗岳山頂 到着】
天狗岳山頂 標高1982m
山頂は狭いので、記念写真の順番待ち。
自撮りの他に、かわりばんこで写真を撮ってもらいました。
山頂付近で景色を堪能したあと、元来た道を戻る。
やはり右側は切れ落ちていて怖く感じるが、実際は左側は広く安全で
思ったよりは普通に歩いて行ける。
あまり右側には寄りたくないが、どうしても好奇心で覗き込みたくなりますね(笑)
弥山の山頂まで戻ってくると、たくさん人が昼ご飯を食べながら休憩していた。
この日は天気も良く、最高の登山日和。
朝の寒さとは打って変わって、11月末とは思えない陽気となった。
山頂からは、他の山へと続く縦走路も見える。
あとで調べたら、二ノ森から堂ヶ森へと続く縦走路。
(堂ヶ森もよく聞く名前ですね、今度、行ってみようかな?)
そして東側に見えるのは「瓶ヶ森」
山頂付近が草原の丘のように見える山が「瓶ヶ森」というお山。
本日のキャンプ地です。
つづく。。。
Posted by god-field at 22:20│Comments(0)
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