2024年08月06日
2024年7月 宮之浦岳登山 その4
【3日目】
今回の登山も最終日の3日目
昨晩は日没とともに就寝、翌朝5時起床。
朝の気温は20℃ほどで爽やかな朝。

テントを撤収後、R氏と朝食を済ます。
昨晩からの宿泊者はテント3張り(3名)と小屋には6名ほどが宿泊してたようだった。
梅雨明け直後の土曜日なのに、想像していたよりずっと静かで快適な夜だった。
(小屋の中では野ネズミが走り回ってたらしいけど・笑)

今回のザックは新調した 「ミレー サースフェーNX 40+5」
10年ほど使用したきた「グレゴリー Z40」の後釜として購入。
高機能・高容量で、今回のテント泊装備の荷物も難なくパッキング出来た。
前のザックZ40は今回はR氏に貸したのだが、
裏張りが剥がれてきて今回が最後の登山となった(お疲れ様)

【AM6:20 新高塚小屋を出発】
しばらくは静かな森の中を歩く。
道は整備されていて、ずっと下り基調。

今日も天気は快晴!
森に差し込む太陽の光がテンションを上げてくれる。

時々、木々の間から広い海も見渡せる。
青い空、青い海 ♪

そして縄文杉に近づくにつれて、立派な樹径の木が増えてくる。
樹齢の長い木からは何かパワーが感じられる(ただ、何となく)

【AM7:00 高塚小屋到着】
最近、改築されたらしく、新高塚小屋よりも建物は新しい。
前の高塚小屋を知らないけど、どっちが「新」高塚小屋なのか
「どっちやねん?」って感じ(笑)

内部はこんな感じ。3階建てだけど1フロアーの定員は5名と少な目。
昨日は余裕があれば、ここまで来て泊まる選択肢もあったが、
新しいものの小屋狭目、テント場小さめ、水場遠い。と新高塚小屋で良かった気がした。

【AM7:20】
そして、新高塚小屋から1時間。高塚小屋からはわずか5分ほどで展望デッキに出ると・・・

ドーーーン!!! っと
‟縄文杉” 降臨 !

それは深い森の中から突如として現れた御神木のようだった。
太古の昔から、ずっとそこで佇んでいたであろう威風堂々とした姿が印象的だ。
ここまでの道中で様々な立派な杉を見てきたが、
「これは明らかに、物が違う!」

しばし、無言で縄文杉を見上げる・・・
縄文杉=観光名所のひとつ という認識だったが
思ってたよりも感動している自分が居た。
正面から朝日を浴びる姿が神々しい。。。

別角度からも。
展望デッキが整備されているので、縄文杉には近づけないものの、3方向から見学可能。

案内板によると、樹高25.3m、胸高周囲16.4m。
イラストの人間の大きさと比べても驚くほど大きい。
推定樹齢は3000年以上とも言われている。

次の登山者が来るまで、30分は展望デッキも貸し切り状態。
早朝は荒川登山口から日帰りで登ってくる登山者も居ない。
ゆっくり、静かに縄文杉を鑑賞できた。
「こんな贅沢、なかなか無いな」

【AM8:00 縄文杉を出発】
40分ほどの滞在。他の登山者も登ってきたので、名残惜しいが縄文杉を後にする。
淀川小屋周辺から縄文杉までは、世界自然遺産地域に指定されている。
昨日からここまで、ずっと世界遺産の中を歩いてきた。

【AM8:15】
こちらは ‟夫婦杉” 2本の杉が手を取り合っているようにも見える。

縄文杉の周辺は立派な杉の木が多い。
登山道もまるで遊歩道のように綺麗に整備されている。

【AM8:20】
こちらが ‟大王杉” 樹高24.7m 胸高周囲11.1m
縄文杉が見つかるまでは屋久島一の巨木だったらしい。
この辺は名前のついた有名な杉ばかりだ。

【AM8:50 ウィルソン株に到着】
この時間帯から、荒川登山口方向から上ってくる登山客が急に増えてくる。
ウィルソン株の前は広い休憩場所になっていて、休憩を取っている登山客も多い。
実は荒川登山口から来ると、この先が縄文杉に向けて急登になっている。

ウィルソン株の中は思ったより広くて、涼しい。

みんな、この写真を撮る為に上を見ながらカメラ構えて行ったり来たり(笑)
ハートの形に写せる場所は、一方向しか無いので
登山客同士みんなで教え合っていましたよ。

【AM9:30】
暫く山道を下っていくと、トロッコ道に到着。
下山道はガイドさんを伴った団体さんと幾度と無くすれ違った。
縄文杉への登山道は凄く整備されていて、危険個所や道迷いする箇所はまず無い。
少し登山をしている人なら、別にガイドさんも必要ないかと思った。
「でも、ガイドさんにも生活がありますから」(笑)
よそのガイドさんとも少し話しましたが、週に3.4日はお客さん連れて縄文杉まで往復するそうです。往復10時間程度、なかなかハードなお仕事ですよね。

そうこうしている間にも、団体さんの登山列車が列をなしてトロッコ道を上がっていく。

【AM10:40 楠川別れ】
トロッコ道をひたすら歩いて、楠川別れに到着。
こちらの分岐を北上していくと、白谷雲水峡方面に出る。
当初は白谷雲水峡もルートの候補に入っていたのだが、
安房地区のホテルに置いてきた荷物を回収しないといけないので、
今回はそのまま荒川登山口へと進む。

【AM11:10 小杉谷橋】
「線路は続くよどこまでも ♪」
と歌いたくなるほど、延々とトロッコ道を歩いてきたが
川幅が広くなってきたことからも、だいぶ下流まで下りてきたことがわかる。
トロッコ道のレールとレールの間には、通路状の板が設置されていてすごく歩きやすい。
この歩道が無かったら、高い橋の上は少し怖いかもしれない。

小杉谷橋からの景色。この日も屋久島は良い天気。
標高を下げ、樹林帯を抜けるとかなり暑い。

【AM11:50 荒川登山口 到着】
トロッコ道の終点にして、今回の登山の終着点、荒川登山口に到着。
トロッコ道は特急列車とまでは言わないが、自分としては準急列車ぐらいの気持ちで下りてきた。
新高塚小屋から、5時間30分。
縄文杉から、3時間50分。
トロッコ道に出てから、2時間20分。
これが私たち50代鈍足登山者のコースタイムだった。

二日間、本当に良い天気の中で歩く事が出来ました。
「屋久島に感謝!」

その後は、予約して送迎を頼んであったタクシーで安房のホテルまで戻り
二人で今回の登山を祝して、美味しいランチを頂く。
山のテン場で食べる飯も美味いけど、
「やっぱり下界のご飯サイコー」(笑)

今日はその足で四国の自宅まで帰らないといけない。
屋久島空港までタクシーで送ってもらい、空港前にある日帰り温泉施設で登山の汗を流した。
行きは飛ばなかった鹿児島空港行の飛行機も、今日は無事に飛んでくれた。

機内の窓から屋久島が見える。
2泊3日、今回は登山目的の為に、屋久島をゆっくり観光する事は出来なかった。
「今度はゆっくりと遊びに来て、リゾートしたいな~」
おしまい。
今回の登山も最終日の3日目
昨晩は日没とともに就寝、翌朝5時起床。
朝の気温は20℃ほどで爽やかな朝。
テントを撤収後、R氏と朝食を済ます。
昨晩からの宿泊者はテント3張り(3名)と小屋には6名ほどが宿泊してたようだった。
梅雨明け直後の土曜日なのに、想像していたよりずっと静かで快適な夜だった。
(小屋の中では野ネズミが走り回ってたらしいけど・笑)
今回のザックは新調した 「ミレー サースフェーNX 40+5」
10年ほど使用したきた「グレゴリー Z40」の後釜として購入。
高機能・高容量で、今回のテント泊装備の荷物も難なくパッキング出来た。
前のザックZ40は今回はR氏に貸したのだが、
裏張りが剥がれてきて今回が最後の登山となった(お疲れ様)
【AM6:20 新高塚小屋を出発】
しばらくは静かな森の中を歩く。
道は整備されていて、ずっと下り基調。
今日も天気は快晴!
森に差し込む太陽の光がテンションを上げてくれる。
時々、木々の間から広い海も見渡せる。
青い空、青い海 ♪
そして縄文杉に近づくにつれて、立派な樹径の木が増えてくる。
樹齢の長い木からは何かパワーが感じられる(ただ、何となく)

【AM7:00 高塚小屋到着】
最近、改築されたらしく、新高塚小屋よりも建物は新しい。
前の高塚小屋を知らないけど、どっちが「新」高塚小屋なのか
「どっちやねん?」って感じ(笑)
内部はこんな感じ。3階建てだけど1フロアーの定員は5名と少な目。
昨日は余裕があれば、ここまで来て泊まる選択肢もあったが、
新しいものの小屋狭目、テント場小さめ、水場遠い。と新高塚小屋で良かった気がした。

【AM7:20】
そして、新高塚小屋から1時間。高塚小屋からはわずか5分ほどで展望デッキに出ると・・・
ドーーーン!!! っと
‟縄文杉” 降臨 !
それは深い森の中から突如として現れた御神木のようだった。
太古の昔から、ずっとそこで佇んでいたであろう威風堂々とした姿が印象的だ。
ここまでの道中で様々な立派な杉を見てきたが、
「これは明らかに、物が違う!」
しばし、無言で縄文杉を見上げる・・・
縄文杉=観光名所のひとつ という認識だったが
思ってたよりも感動している自分が居た。
正面から朝日を浴びる姿が神々しい。。。
別角度からも。
展望デッキが整備されているので、縄文杉には近づけないものの、3方向から見学可能。
案内板によると、樹高25.3m、胸高周囲16.4m。
イラストの人間の大きさと比べても驚くほど大きい。
推定樹齢は3000年以上とも言われている。
次の登山者が来るまで、30分は展望デッキも貸し切り状態。
早朝は荒川登山口から日帰りで登ってくる登山者も居ない。
ゆっくり、静かに縄文杉を鑑賞できた。
「こんな贅沢、なかなか無いな」
【AM8:00 縄文杉を出発】
40分ほどの滞在。他の登山者も登ってきたので、名残惜しいが縄文杉を後にする。
淀川小屋周辺から縄文杉までは、世界自然遺産地域に指定されている。
昨日からここまで、ずっと世界遺産の中を歩いてきた。
【AM8:15】
こちらは ‟夫婦杉” 2本の杉が手を取り合っているようにも見える。
縄文杉の周辺は立派な杉の木が多い。
登山道もまるで遊歩道のように綺麗に整備されている。

【AM8:20】
こちらが ‟大王杉” 樹高24.7m 胸高周囲11.1m
縄文杉が見つかるまでは屋久島一の巨木だったらしい。
この辺は名前のついた有名な杉ばかりだ。
【AM8:50 ウィルソン株に到着】
この時間帯から、荒川登山口方向から上ってくる登山客が急に増えてくる。
ウィルソン株の前は広い休憩場所になっていて、休憩を取っている登山客も多い。
実は荒川登山口から来ると、この先が縄文杉に向けて急登になっている。

ウィルソン株の中は思ったより広くて、涼しい。
みんな、この写真を撮る為に上を見ながらカメラ構えて行ったり来たり(笑)
ハートの形に写せる場所は、一方向しか無いので
登山客同士みんなで教え合っていましたよ。
【AM9:30】
暫く山道を下っていくと、トロッコ道に到着。
下山道はガイドさんを伴った団体さんと幾度と無くすれ違った。
縄文杉への登山道は凄く整備されていて、危険個所や道迷いする箇所はまず無い。
少し登山をしている人なら、別にガイドさんも必要ないかと思った。
「でも、ガイドさんにも生活がありますから」(笑)
よそのガイドさんとも少し話しましたが、週に3.4日はお客さん連れて縄文杉まで往復するそうです。往復10時間程度、なかなかハードなお仕事ですよね。
そうこうしている間にも、団体さんの登山列車が列をなしてトロッコ道を上がっていく。
【AM10:40 楠川別れ】
トロッコ道をひたすら歩いて、楠川別れに到着。
こちらの分岐を北上していくと、白谷雲水峡方面に出る。
当初は白谷雲水峡もルートの候補に入っていたのだが、
安房地区のホテルに置いてきた荷物を回収しないといけないので、
今回はそのまま荒川登山口へと進む。
【AM11:10 小杉谷橋】
「線路は続くよどこまでも ♪」
と歌いたくなるほど、延々とトロッコ道を歩いてきたが
川幅が広くなってきたことからも、だいぶ下流まで下りてきたことがわかる。
トロッコ道のレールとレールの間には、通路状の板が設置されていてすごく歩きやすい。
この歩道が無かったら、高い橋の上は少し怖いかもしれない。
小杉谷橋からの景色。この日も屋久島は良い天気。
標高を下げ、樹林帯を抜けるとかなり暑い。
【AM11:50 荒川登山口 到着】
トロッコ道の終点にして、今回の登山の終着点、荒川登山口に到着。
トロッコ道は特急列車とまでは言わないが、自分としては準急列車ぐらいの気持ちで下りてきた。
新高塚小屋から、5時間30分。
縄文杉から、3時間50分。
トロッコ道に出てから、2時間20分。
これが私たち50代鈍足登山者のコースタイムだった。
二日間、本当に良い天気の中で歩く事が出来ました。
「屋久島に感謝!」
その後は、予約して送迎を頼んであったタクシーで安房のホテルまで戻り
二人で今回の登山を祝して、美味しいランチを頂く。
山のテン場で食べる飯も美味いけど、
「やっぱり下界のご飯サイコー」(笑)
今日はその足で四国の自宅まで帰らないといけない。
屋久島空港までタクシーで送ってもらい、空港前にある日帰り温泉施設で登山の汗を流した。
行きは飛ばなかった鹿児島空港行の飛行機も、今日は無事に飛んでくれた。
機内の窓から屋久島が見える。
2泊3日、今回は登山目的の為に、屋久島をゆっくり観光する事は出来なかった。
「今度はゆっくりと遊びに来て、リゾートしたいな~」
おしまい。
Posted by god-field at 23:30│Comments(0)
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