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2017年09月26日

2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

常念岳→大天井岳→燕岳 無事、縦走完了しました。


今回の縦走も3日目の最終日。
昨晩は燕山荘での一泊、広いスペースにたった一人で快適ではあったものの
広すぎて逆に落ち着かなかったり・・・
夜中には外から聞こえてくる雨音で何度か目を覚ました。
予報は雨と半分あきらめていたけど、出来たら燕岳山頂で御来光を迎えたい。
目覚ましは4時にセットしていた。


【3日目】


2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

【AM5:40 燕岳山頂へむかう】

4時に起きてはみたものの外はやっぱり雨。
燕岳山頂での御来光は諦めたが、燕岳の山頂へは行っておきたい。
朝食は山荘の自炊室で自炊して、小屋泊のお客さんが朝食の間に山頂へ向かう。

2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

いつもなら真ん前に見れる燕岳の山頂がガスっていて何にも見えない。


2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

【6:00 燕岳山頂に到着】

雨なので早歩きで歩いたら20分ほどで山頂に到着。
やはりというか予想通り、眺望ゼロのガスガス・・・、私の他には登山者の姿も無い。

燕岳には何度も登っていて、頂上からの景色も何度も見ているので失望感はそれほど無い。
大事なのは、常念岳と大天井岳とここ燕岳の山頂を踏んで
今回の縦走登山目標の“三山登頂”のミッションがクリア出来たということ。
記念写真とお賽銭だけして、また早足で燕山荘に戻る。

2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

お約束のメガネ岩とイルカ岩は写真撮っただけ。


2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

一度、燕山荘に戻り荷物をまとめる。売店でおみやげを購入。
“燕山荘・ルートマップバンダナ”
今回縦走した、常念岳~大天井岳~燕岳の常念山脈縦走ルートと
私が小学生の時に縦走した燕岳~大天井岳~槍ヶ岳の表銀座縦走ルートも描かれたバンダナ。
燕山荘おみやげの人気No.1らしい。


2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

【AM8:00 燕山荘出発】

ゆっくりと荷物をまとめて、今日も少し遅めの8時出発。
雨は小降りだが視界は悪い、レインウェアを着てザックカバーを掛けて燕山荘をあとにする。
テント泊の人たちが雨撤収していた。昨日の夜からずっと雨だったし軟弱な私は小屋泊で正解。
あとは中房温泉にむけて下山するだけ。


2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

【AM8:30 合戦小屋到着】

ガスは少し晴れてきた。ここはトイレに立ち寄るだけ。

今年の6月に弟家族とここ燕岳に登りに来ていた。
3歳の甥っ子を連れてきていたので、頂上まで登るつもりは無かったが
みんなで合戦小屋まで登った。6月に来たときはここも雪が多く残っていた。
2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5
(6月5日 撮影)

こんどはゴールデンウィークぐらいに雪の残る燕岳を登るのもいいかな。
(雪山用の装備まだ持ってないけど)


2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

【AM9:20 第三ベンチ到着】

ちょうど中間地点まで下りて来た。少し休憩。

実は6月5日に登りに来ていたときにここで“熊”に遭遇していた。
この第三ベンチでみんなで休憩しているときに、
「ガサガサガサッ」 と藪から大きな音がしたかと思ったら
いきなり体長1.5mぐらいの熊さんが顔を出した。
(下の写真は今回撮影、もちろん熊は写っていない)

2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

上の写真左側のベンチに座っていると、写真右側の藪の中から熊さん登場。
その距離わずか3m! その瞬間、熊さんと目が合ってマジでビビった・・・
(熊のほうも驚いたのか、すぐ後ろ向いて引き返していったので事無きを得たが)
最近では民家のほうまでも熊が出現するらしく、人と熊の生活圏が曖昧になっているようだ。

2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5
(6月5日撮影)
「一人で登山する時は熊鈴くらいつけておいたほうがいいかな?」


2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

【AM10:20 第一ベンチ到着】

ここまで下りてくれば、中房温泉の登山口まではあと1km。
時間はたっぷりあるので、ここにある水場に寄った。

2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

ベンチから15mほど下ったところに、山の斜面から水が湧いているところがある。
ここの水は冷たくて美味しい。すごく口当たりが柔らかな水だ。

2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

この登山、最後の力水。
ゴールの中房温泉まではもうすぐだ。


2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

【AM11:20 中房温泉登山口到着】

燕山荘からの下山時間はゆっくりと下りてきたので、3時間20分。
今回の縦走登山もここで終着。
3日間よく歩いたが、怪我や体調を崩すことなく無事にたどり着くことが出来た。

2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

これでようやく重いザックを肩から下ろせる。
荷物を下ろすとなんだか身体に羽が生えたかのように軽い。

帰りは両親に登山口まで車で迎えに来てもらって、楽々帰宅。
安曇野の家のすぐ近くの信州そば屋で祝杯がわりに、そば3杯をいただく。
(だから痩せないんだって・・・笑)


2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5
私の登山靴 “メレル・スイッチバック・ゴアテックス”
今回が最後の登山となった。

2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

2日目で右足つま先と左足かかとが剥がれ、応急処置をしながらなんとかもってくれた。
3日目は雨の中でドロドロになりながら、最後の第一ベンチからの下りで
ついには左足つま先と右足かかとも捲くれてきて、最期はこんな姿に。

すでに購入してから8年が経過し、使用頻度が少ない為か劣化も進んでいた。
この登山の前にもメンテはしたが、さすがに寿命を全うされたみたいだ。
「おつかれさま」


2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5

【大天井岳山頂から】

今回の登山は初のテント装備での縦走登山。
天気も初日と2日は良い天気で縦走路からの素晴らしい景色を十二分に楽しめた。
日ごろの運動不足でどれだけ歩けるか心配だったが、無理のないコース選定も良かったと思う。
今回は自分がこの装備の荷物を背負って、どのくらいの時間でどれほど歩けるかが
わかった登山だった。(キツ過ぎず、ユル過ぎずのマイペース登山で)

テント泊は久しぶりだったが、山のテン場でするテン泊は景色もよく最高だった。
ただこれも気象条件が良かっただけで、悪天候にも対応できないとまずいと思った。
(結局2日目は小屋泊だったし)
テント装備の登山は荷物や食料の選定など考えることも多く、計画を練る段階ですでに楽しい。
山小屋が混雑していても一人だけのプライベートな空間が確保できるし、テントの布一枚
を隔てて山や自然の雰囲気を感じられるのは山でのテン泊の何よりの醍醐味。
道具も一通り揃ったし、また次の登山も計画したいと思った。

「次はどの山登ろうかな?」


おしまい。



【参考コースタイム】

1日目  一ノ沢登山口(6:50)→[1時間10分]→大滝ベンチ(8:00)→[2時間]→
      胸突八丁(10:00)→[30分]→最終水場(10:30)→[1時間]→常念乗越(11:30)
       [昼食・休憩・テント設営 2時間]
      常念乗越(13:30)→[1時間]→常念岳山頂(14:30) 
      常念岳山頂(15:10)→[50分]→常念乗越(16:00)
      常念岳テント場(テント泊)

2日目  常念乗越(8:00)→[1時間]→横通岳(9:00)→[1時間]→東天井岳(10:00)→
      [1時間20分]→大天荘(11:20)→[10分]→大天井岳山頂(11:30)
      大天井岳山頂(11:50)→[10分]→大天荘(12:00) [昼食・休憩 50分]
      大天荘(12:50)→[30分]→切通岩(13:20)→[1時間40分]→大下りの頭(15:00)
      →[20分]→蛙岩(15:20)→[40分]→燕山荘(16:00)
      燕山荘(小屋泊)

3日目  燕山荘(5:40)→[20分]→燕岳山頂(6:00)
      燕岳山頂(6:10)→[20分]→燕山荘(6:30)
      燕山荘(8:00)→[30分]→合戦小屋(8:30)→[50分]→第三ベンチ(9:20)→
      [1時間]→第一ベンチ(10:20)→[1時間]→中房温泉登山口(11:20)























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この記事へのコメント
こんばんは!

軽快で絶妙なタッチに引き込まれ
いろんなエピソードも面白く!?
一気に読ませて戴きました~!

常念~燕縦走
羨ましいです!!!
それも槍をずっと見ながら・・・

僕が縦走したような気分になりました^^
ありがとうございます。
Posted by HASSYHASSY at 2017年09月28日 20:20
HASSYさん、こんばんは。

コメントありがとうございます。
とっても嬉しいです^^

ほぼ1年ぶりの更新で筆?が遅く、なかなか進まなかったため
ブツブツに切れた更新になってしまいました。

今回は山のおかげで久し振りにテント泊もできました。
新幕(山用だけど)が手に入ったのでキャンプもしたいな…
と思っております。

次の更新もまた1年後にならなきゃいいけどね^^;
Posted by god-fieldgod-field at 2017年09月28日 23:34
槍ヶ岳から初氷の便りが届き、今朝、外の温度計を見たら8℃。ブルル・・・
来週、と~さんの友人夫妻が常念岳から燕岳へと、君と同じコースで縦走したいので
登山口までの送迎頼むとTELがありました。御年、80歳・・・頑張るのう~! yacco
Posted by yacco at 2017年09月29日 07:40
おはよう、安曇野はもうすっかり秋なんだね
もう紅葉もはじまるのかな?

私が登ったときも、ご年配の登山者のかた多かったですよ。
みんな元気で楽しそうに登っていました。

登山道は安全で問題ないと思うけど、気温が低くなってきているので
天候により着るものに注意が必要かも。
天気が良くて、いい山行になるといいですね。
Posted by god-fieldgod-field at 2017年09月29日 10:45
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2017年 常念岳~燕岳 縦走 その5
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