2019年10月08日
2019年9月 奥穂高岳登山
当ブログ恒例の年一更新です。
ブログは半休止していますが、それなりにアウトドア活動は続けています。
キャンプ年1回、スキー年3回、磯釣り年3回。 ま~そんな程度ですが・・・
登山は今年7月に、最近登山を始めた従兄弟を連れて
燕岳に日帰り登山して以来2回目です。
さて本題、今年の目的地は奥穂高岳。
昨年、槍ヶ岳に登ったときから今年の目標は奥穂高岳に決めていた。
奥穂高も中学生のときに、涸沢~奥穂~前穂~岳沢のルートで登っている。
今年の計画ルートは
1日目 上高地から涸沢まで上がり、涸沢でテント泊。
2日目 涸沢にテントをデポして、奥穂山頂ピストン、涸沢でもう一泊テント泊。
3日目 涸沢から上高地に下山、そのまま帰宅。
という予定。
涸沢までテント担いで上がれば、奥穂山頂までは軽い荷物であがれるし
涸沢で2泊するのでテントの設営と撤収が1回で済む。
我ながら、いかにズボラで省力登山を目指しているのかがバレてしまう。。。
【1日目 前半】

【AM5:30 沢渡駐車場】
安曇野の家に前泊し、早朝5時に車で沢渡入り。
今回の登山は9月の3連休と紅葉最盛期の10月をかわして
9月最終の金・土・日曜日で日程を設定したが、
前週の3連休が台風だったため多少の混雑を予測していた。
が、始発のバスターミナルには人もまばらで少し肩すかし。。。

【AM6:30 上高地バスターミナル】
6時始発のバスに乗り、上高地のバスターミナルに到着。
バスターミナル横にあるインフォメーションセンターで登山届けを提出。
大きな荷物を背負った登山者が続々と集まってくる。

【AM6:50 河童橋 出発】
今年も河童橋からの出発。朝一で少し肌寒い。
今回の山行は2泊3日のテント泊装備、容量75リットルのザックに荷物満載。
荷物の重量はザック込みで16キロ+食料・水2キロの計18キログラム。
もしこれで天気でも悪ければ、肩に食い込む荷物の重量に比例して気分も重くなるはずだが・・・
しかしこの日の天気は最高!!

河童橋から穂高連峰が見渡せる。
この景色を見るとこれからの山行の期待に気分も軽くなる。
ザックの重さなどまるで気にならない(はずだ)

正面少し右が今回の目的地、奥穂高岳 標高3190m。
雲ひとつ無く、山頂付近まではっきりと見て取れる。
今日の天候は晴れ。しかし明日から天気は徐々に下り坂の予報。

【AM7:30 明神池分岐】

明神岳を左に見ながらしばらく歩く。
昨年の灼熱の夏山登山とはうって変わって、秋晴れの爽やかな登山道を気分良く行く。

【AM8:20 徳沢園】
昨年は初日にテント泊した徳沢園。
今年は初日の目的地、涸沢までサクサクと進む。

【AM9:10 横尾山荘】
河童橋出発から2時間20分で横尾山荘に到着。
ここまではほぼ平坦な道だが、いいペースで進んでいる。
ここで少し休憩。

ここ横尾は穂高岳と槍ヶ岳の分岐点、多くの登山者で賑わっている。
朝飯のパンを頬張りながら見ていると、槍ヶ岳方面に進む人も多かった。

横尾大橋を渡り、涸沢方面に進む。
ここまでのトレッキングエリアとは違い、ここからは徐々に登山道らしくなっていく。
とは言っても、序盤はなだらかな登りで気持ちのいい林間コース。

出発からここまで3時間ほど歩いてきたが、今日はすこぶる調子がいい。
団体さんの登山客を次々とパスしていく。
昨年の槍ヶ岳登山から1年間の間に、いろいろなスポーツイベントにも参加。
徳島マラソン 42.195㎞
安曇野ハーフマラソン 21㎞
びわ湖一周ロングライド 160㎞
富士山一周サイクリング 120㎞
淡路島一周ロングライド 150㎞
全て完走(タイムは恥ずかしいのでノーコメント)
週一回のトレーニングジム通いと合わせて、徐々に効果は現れてきているように思う。
(なぜか体重・体脂肪率・体型は一年前と全然変わっていないのだが・・・)

【AM10:40 本谷橋】
横尾から2.8㎞、涸沢まで2.4㎞にある橋。横尾~涸沢間の中間地点。
沢のすぐそばで日陰があるので多くの登山者が休憩していた。
ここから次第に登山道の傾斜が増していく。
完全に日が昇り、暑くなってきたのでウインドブレーカーを1枚脱いだ。

登山道左手に大岩壁の“屛風岩”

ガレ場を過ぎると視界が開け、徐々に涸沢が見えてきた。

木々の間からはっきりと涸沢カールが確認できる。
少しへっこんでいる鞍部に穂高岳山荘があり、その左側が奥穂高岳のはずだ。
素晴らしい天気と眺望にテンションが上がる。

【PM12:30 涸沢ヒュッテ 到着】
本日の目的地、涸沢に到着。
涸沢までの参考コースタイムは上高地から6時間。
私の計画では午後2時に到着する予定だったが、予定より1時間半も早く到着してしまった。
とりあえず涸沢ヒュッテで休憩することにする。

涸沢ヒュッテのテラスから、今日歩いてきた道を振り返る。
手前右が屛風岩。
一番奥に見えるのが、横通岳~東天井岳~大天井岳とつながる一昨年歩いた縦走路。
今年の目標は奥穂高岳の登頂と、ここ涸沢でのテント泊。
涸沢のテント場は全国でも有名な人気のテント場。
ここでのテント泊も楽しみのはずだったが、、、
「今日の調子からは何だか物足りないぞ?」
ここに来て変な欲が心の中で頭をもたげる。
ここから先は今までの登山道とは違い、“ザイテングラート”という難所が待ち受ける。
斜度は急になり、岩場をよじ登るようになると思う。
今日の重量の荷物を背負って行けるだろうか?
時間的にもコースタイム2時間半で登って、穂高岳山荘のテン場にテントを設営できるだろうか?
などなど、冷静に考え直してみる。
「ま~とりあえず飯でも食べて考えようか」

「涸沢ヒュッテのラーメン、最高にウマイ!」
つづく。。。
ブログは半休止していますが、それなりにアウトドア活動は続けています。
キャンプ年1回、スキー年3回、磯釣り年3回。 ま~そんな程度ですが・・・
登山は今年7月に、最近登山を始めた従兄弟を連れて
燕岳に日帰り登山して以来2回目です。
さて本題、今年の目的地は奥穂高岳。
昨年、槍ヶ岳に登ったときから今年の目標は奥穂高岳に決めていた。
奥穂高も中学生のときに、涸沢~奥穂~前穂~岳沢のルートで登っている。
今年の計画ルートは
1日目 上高地から涸沢まで上がり、涸沢でテント泊。
2日目 涸沢にテントをデポして、奥穂山頂ピストン、涸沢でもう一泊テント泊。
3日目 涸沢から上高地に下山、そのまま帰宅。
という予定。
涸沢までテント担いで上がれば、奥穂山頂までは軽い荷物であがれるし
涸沢で2泊するのでテントの設営と撤収が1回で済む。
我ながら、いかにズボラで省力登山を目指しているのかがバレてしまう。。。
【1日目 前半】

【AM5:30 沢渡駐車場】
安曇野の家に前泊し、早朝5時に車で沢渡入り。
今回の登山は9月の3連休と紅葉最盛期の10月をかわして
9月最終の金・土・日曜日で日程を設定したが、
前週の3連休が台風だったため多少の混雑を予測していた。
が、始発のバスターミナルには人もまばらで少し肩すかし。。。

【AM6:30 上高地バスターミナル】
6時始発のバスに乗り、上高地のバスターミナルに到着。
バスターミナル横にあるインフォメーションセンターで登山届けを提出。
大きな荷物を背負った登山者が続々と集まってくる。

【AM6:50 河童橋 出発】
今年も河童橋からの出発。朝一で少し肌寒い。
今回の山行は2泊3日のテント泊装備、容量75リットルのザックに荷物満載。
荷物の重量はザック込みで16キロ+食料・水2キロの計18キログラム。
もしこれで天気でも悪ければ、肩に食い込む荷物の重量に比例して気分も重くなるはずだが・・・
しかしこの日の天気は最高!!

河童橋から穂高連峰が見渡せる。
この景色を見るとこれからの山行の期待に気分も軽くなる。
ザックの重さなどまるで気にならない(はずだ)

正面少し右が今回の目的地、奥穂高岳 標高3190m。
雲ひとつ無く、山頂付近まではっきりと見て取れる。
今日の天候は晴れ。しかし明日から天気は徐々に下り坂の予報。

【AM7:30 明神池分岐】

明神岳を左に見ながらしばらく歩く。
昨年の灼熱の夏山登山とはうって変わって、秋晴れの爽やかな登山道を気分良く行く。

【AM8:20 徳沢園】
昨年は初日にテント泊した徳沢園。
今年は初日の目的地、涸沢までサクサクと進む。

【AM9:10 横尾山荘】
河童橋出発から2時間20分で横尾山荘に到着。
ここまではほぼ平坦な道だが、いいペースで進んでいる。
ここで少し休憩。

ここ横尾は穂高岳と槍ヶ岳の分岐点、多くの登山者で賑わっている。
朝飯のパンを頬張りながら見ていると、槍ヶ岳方面に進む人も多かった。

横尾大橋を渡り、涸沢方面に進む。
ここまでのトレッキングエリアとは違い、ここからは徐々に登山道らしくなっていく。
とは言っても、序盤はなだらかな登りで気持ちのいい林間コース。

出発からここまで3時間ほど歩いてきたが、今日はすこぶる調子がいい。
団体さんの登山客を次々とパスしていく。
昨年の槍ヶ岳登山から1年間の間に、いろいろなスポーツイベントにも参加。
徳島マラソン 42.195㎞
安曇野ハーフマラソン 21㎞
びわ湖一周ロングライド 160㎞
富士山一周サイクリング 120㎞
淡路島一周ロングライド 150㎞
全て完走(タイムは恥ずかしいのでノーコメント)
週一回のトレーニングジム通いと合わせて、徐々に効果は現れてきているように思う。
(なぜか体重・体脂肪率・体型は一年前と全然変わっていないのだが・・・)

【AM10:40 本谷橋】
横尾から2.8㎞、涸沢まで2.4㎞にある橋。横尾~涸沢間の中間地点。
沢のすぐそばで日陰があるので多くの登山者が休憩していた。
ここから次第に登山道の傾斜が増していく。
完全に日が昇り、暑くなってきたのでウインドブレーカーを1枚脱いだ。

登山道左手に大岩壁の“屛風岩”

ガレ場を過ぎると視界が開け、徐々に涸沢が見えてきた。

木々の間からはっきりと涸沢カールが確認できる。
少しへっこんでいる鞍部に穂高岳山荘があり、その左側が奥穂高岳のはずだ。
素晴らしい天気と眺望にテンションが上がる。

【PM12:30 涸沢ヒュッテ 到着】
本日の目的地、涸沢に到着。
涸沢までの参考コースタイムは上高地から6時間。
私の計画では午後2時に到着する予定だったが、予定より1時間半も早く到着してしまった。
とりあえず涸沢ヒュッテで休憩することにする。

涸沢ヒュッテのテラスから、今日歩いてきた道を振り返る。
手前右が屛風岩。
一番奥に見えるのが、横通岳~東天井岳~大天井岳とつながる一昨年歩いた縦走路。
今年の目標は奥穂高岳の登頂と、ここ涸沢でのテント泊。
涸沢のテント場は全国でも有名な人気のテント場。
ここでのテント泊も楽しみのはずだったが、、、
「今日の調子からは何だか物足りないぞ?」
ここに来て変な欲が心の中で頭をもたげる。
ここから先は今までの登山道とは違い、“ザイテングラート”という難所が待ち受ける。
斜度は急になり、岩場をよじ登るようになると思う。
今日の重量の荷物を背負って行けるだろうか?
時間的にもコースタイム2時間半で登って、穂高岳山荘のテン場にテントを設営できるだろうか?
などなど、冷静に考え直してみる。
「ま~とりあえず飯でも食べて考えようか」

「涸沢ヒュッテのラーメン、最高にウマイ!」
つづく。。。
Posted by god-field at 17:55│Comments(0)
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